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最新のAI「Claude 3.5 Sonnet」と「Claude 3.5 Haiku」を詳しく解説


2024年10月23日、AI業界において注目すべき進展がありました。それはAnthropic社が発表した、次世代のAIモデル「Claude 3.5 Sonnet」と「Claude 3.5 Haiku」です。これらのAIは、これまでのモデルを大きく上回る性能を持ち、特にプログラミングやツール操作の分野で大きな進化を遂げています。


この記事ではこれらの新しいAIモデルが何を意味し、どのような場面で役立つのかを分かりやすく説明していきます。


また、最新の技術的進展とその可能性を解説した記事を公開しました。AIがどのようにPC操作を操作し、今後のビジネスや日常生活にどのような影響を与えるか、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


1.ベンチマークスコア

この表は、最新のAIモデルであるClaude 3.5 Sonnet(新バージョン)やClaude 3.5 Haikuを、他の主要なAIモデル(GPT-4oシリーズやGeminiシリーズ)と比較した結果をまとめたものです。各モデルの性能は、異なるベンチマークテストを通じて評価されており、特にプログラミングや推論、ツールの自律操作におけるスコアが示されています。

(この表を横スクロールしてご覧ください)

カテゴリ

Claude 3.5 Sonnet (new)

Claude 3.5 Haiku

Claude 3.5 Sonnet

GPT-4o*

GPT-4o mini*

Gemini 1.5 Pro

Gemini 1.5 Flash

GPT-4o*

GPT-4o mini*

Gemini 1.5 Pro

大学院レベルの推論力

65.0% (0-shot CoT)

41.6% (0-shot CoT)

59.4% (0-shot CoT)

53.6% (0-shot CoT)

40.2% (0-shot CoT)

59.1% (0-shot CoT)

51.0% (0-shot CoT)

53.6% (0-shot CoT)

40.2% (0-shot CoT)

59.1% (0-shot CoT)

学部レベルの知識

78.0% (0-shot CoT)

65.0% (0-shot CoT)

75.1% (0-shot CoT)

-

-

75.8% (0-shot CoT)

67.3% (0-shot CoT)

-

-

75.8% (0-shot CoT)

プログラムコードを書く能力

93.7% (0-shot)

88.1% (0-shot)

92.0% (0-shot)

90.2% (0-shot)

87.2% (0-shot)

-

-

90.2% (0-shot)

87.2% (0-shot)

-

数学的な推論や計算

78.3% (0-shot CoT)

69.2% (0-shot CoT)

71.1% (0-shot CoT)

76.6% (0-shot CoT)

70.2% (0-shot CoT)

86.5% (4-shot CoT)

77.9% (4-shot CoT)

76.6% (0-shot CoT)

70.2% (0-shot CoT)

86.5% (4-shot CoT)

高校数学の競技レベル

16.0% (0-shot CoT)

5.3% (0-shot CoT)

9.6% (0-shot CoT)

9.3% (0-shot CoT)

-

-

-

9.3% (0-shot CoT)

-

-

画像や図表の理解力

70.4% (0-shot CoT)

-

68.3% (0-shot CoT)

69.1% (0-shot CoT)

59.4% (0-shot CoT)

65.9% (0-shot CoT)

62.3% (0-shot CoT)

69.1% (0-shot CoT)

59.4% (0-shot CoT)

65.9% (0-shot CoT)

自律的にコードを書く能力

49.00%

40.60%

33.40%

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自律的に操作する能力

Retail: 69.2%, Airline: 46.0%

Retail: 51.0%, Airline: 22.8%

Retail: 62.6%, Airline: 36.0%

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2. Claude 3.5 Sonnetとは?

まず、Claude 3.5 Sonnetという名前ですが、このモデルはAI技術の中でも特に「ソフトウェアの開発」や「ツールの使い方」に優れていることを示しています。具体的に言うと、AIがコード(プログラム)を書く能力や、コンピュータの操作を人間の代わりに実行する能力が大幅に向上しています。

このClaude 3.5 Sonnetは、前のバージョンと比べて次のような改良がされています。


  • プログラムを書く能力が向上Claude 3.5 Sonnetは、プログラムを書く能力が非常に高く、特に複雑な作業や何段階もステップを踏まなければならない作業に強いです。例えば、ソフトウェアを開発する際、AIが複数のタスクを自動的に処理してくれるので、開発者の手間が大幅に省けます。これにより、AIはソフトウェア開発者の大きなサポート役となり、作業の効率を劇的に向上させます。

  • ツールの操作が上手Claude 3.5 Sonnetは、特定のソフトウェアやツールを操作するのも得意です。例えば、AIがウェブブラウザを使って情報を検索し、その結果をもとに仕事を進めることができるのです。企業では、この機能を使って、複雑なタスクを自動化したり、業務の一部をAIに任せたりしています。

  • 安全性への配慮Anthropic社は、このAIが安全に使えるように細心の注意を払っています。AIが人間の代わりにコンピュータを操作するため、誤った操作や悪用される可能性があります。そのため、リスクを最小限に抑えるための厳格なルールが適用されており、事前に多くのテストが行われました。


3. Claude 3.5 Haikuとは?

次に、Claude 3.5 Haikuですが、このモデルは主に「高速で動作する」ことと「低コストで利用できる」ことが特徴です。Haikuという名前は、AIが短時間で軽快に仕事をこなす能力を象徴していると考えてください。

Claude 3.5 Haikuは、次のようなポイントで優れています。


  • 高速処理と低コストClaude 3.5 Haikuは、以前のモデルよりもさらに高速で動作します。例えば、大量のデータを処理する必要がある場合、AIが素早く計算をして、結果を提示してくれます。さらに、処理にかかるコスト(AIを利用するための費用)も低く設定されているため、多くの企業が手軽に使えるようになっています。

  • 優れたコード作成能力このモデルは、プログラミングをする際のサポート能力が高く、他のAIモデルに比べて、より効率的に正確なコードを生成します。ソフトウェア開発の分野では、AIが開発者の代わりにコードを書いたり、既存のプログラムを改善したりすることで、作業時間を大幅に短縮できるのです。


4. 今後の展望

このClaude 3.5シリーズはまだ初期段階ですが、今後もさらなる進化が期待されています。特に「ComputerUse」と呼ばれる、AIがコンピュータをまるで人間のように操作できる機能は、今後のAI技術の発展を象徴する大きな一歩となるでしょう。この機能についての詳しい情報は、別の記事でご紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。



まとめ

今回紹介した「Claude 3.5 Sonnet」と「Claude 3.5 Haiku」は、それぞれ異なる強みを持つAIモデルです。Sonnetは複雑なコードやツールの操作に優れており、Haikuは高速で低コストという点が魅力です。これらのAIは、ソフトウェア開発や自動化の分野で大きな可能性を秘めており、今後ますます私たちの生活や仕事に役立つ技術として発展していくでしょう。


AIboxとは?

AIboxは、Anthropicの次世代AIモデルと同様に、AI技術を活用した業務効率化ツールです。特にバックオフィス業務(経理・人事・総務)に特化し、問い合わせ対応を自動化することで、担当者の業務負荷を大幅に軽減します。


AIboxは、Retrieval-Augmented Generation(RAG)技術を採用しており、企業のマニュアル、FAQ、過去の問い合わせデータを活用して、高精度な回答を提供します。これにより、問い合わせに対して瞬時に正確な情報が得られ、対応の質にムラが生じることがありません。また、徹底したプライバシー管理により、安心して利用できる点も特徴です。


このように、AIboxは社内の情報を一元管理し、従業員が本来の業務に集中できる環境を提供します。企業の生産性向上に大きく貢献するツールとして、今後も注目されるでしょう。


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スノーリーズ株式会社​

代表取締役

石黒翔也

​執筆者プロフィール

約7年間にわたりモバイルアプリケーションやWebアプリケーションの開発、AzureやAWSを活用したサーバー構築に従事。

その後、2021年にスノーリーズ株式会社を設立し、AIで問い合わせ業務の効率化を実現する「AIbox」を開発。

AIboxは最新のRAG技術(Retrieval-Augmented Generation)を活用し、問い合わせ業務に課題を抱える企業に採用されています。

現在は、企業の技術顧問としても活動しながら、AIやクラウド技術の普及に取り組んでいます。

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