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Googleが「検索AIモード(AI Mode)」を発表:アクセス方法は?もう使える?

  • 石黒翔也
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分
検索AIモード(AI Mode)
検索AIモード(AI Mode)

AI Modeとは?──Google公式ブログからの発表

2025年5月、Googleは検索体験を再定義する新たな機能「AI Mode(AIモード)」を発表しました。これは、従来の検索結果に加え、AIによる要約・推論・提案が組み込まれる対話的な検索機能です。

「検索のAI モードをオンにすると、通常の検索結果の上に、質問に対する要約や提案など、AI が生成した応答が表示されるようになります。」— Google公式ブログ

このAIモードでは、従来のリンク一覧の検索結果に加え、AIがユーザーの質問に対して、関連性の高い答えや行動提案をリアルタイムで提示するインターフェースが表示されるようになります。Googleはこのモードを通じて、検索を「情報探索」から「問題解決支援」へと進化させる狙いです。

さらに、ユーザーは検索中にAIとのやり取り(例:「もう少し簡単に説明して」など)を自然言語で行うことが可能です。まさに検索とチャットの融合ともいえる機能となっています。


AI Modeの使い方と提供状況

Google Search Lobs
Google Search Lobs

実際にこのAIモードを試すには、Googleが提供する試験的機能群「Search Labs」からオプトイン登録が必要です。ただし、以下のように利用には制限があります

この試験運用版は、Labs でオプトインした米国内の 18 歳以上のユーザーを対象として、英語で提供されます。順番待ちリストに登録すると、利用可能になり次第通知が届きます。— Google サポートページ

筆者も試そうとしたものの、日本からのアクセスではオプトイン登録ができず、現時点では米国内ユーザー限定での提供にとどまっていることが確認されました。正式なグローバル展開や日本語対応については、現時点では未発表です。


広告表示の実験もスタート:検索のマネタイズ構想

AI Modeの登場に伴い、GoogleはこのAI検索機能にも広告を導入する方針を明らかにしました。

GoogleがAI Mode検索で広告を表示し始めることを、Google広告担当者のVidhya Srinivasan氏が発表。同時に「AI Overviews」でも広告を拡張する予定である。— The Information

この「AI Overviews」とは、検索結果に表示されるAI要約のことを指し、現在この要約の中に自動的に広告が差し込まれるテストが始まっています。広告主は現時点で表示内容を直接コントロールすることはできず、Google側のアルゴリズムに任せられています。

これは、従来の「検索キーワード連動広告」とは異なる文脈的な広告表示に移行する試みとも言え、Google広告の次の進化を示唆する動きです。


今後の展望と注目点

現時点でAI Modeは試験的な段階にあり、グローバル展開やユーザーインターフェースの改善も含め、発展途上です。しかし、以下の3つのポイントは今後の注目点といえるでしょう:

  1. 検索が「質問・会話型」へと変化していく

  2. 広告のパーソナライズ精度と文脈対応力の向上

  3. AIによる誤情報・ハルシネーションのリスク対策


Googleの「AI Mode」が検索のあり方を大きく変えようとしている今、私たちの仕事の中でも「情報を探す」「答えを得る」体験はますますAIに置き換わりつつあります。検索だけでなく、社内業務や問い合わせ対応にも同じような変化が求められる時代です。


実は、こうしたAI活用の流れはすでに業務の現場にも到来しています。

例えば社内の問い合わせ対応。マニュアルやFAQ、過去の履歴をAIが参照し、自動で高精度に答えてくれたら…それだけで大幅な効率化が実現します。

そんな理想をすでに実現しているのが、AIboxという業務支援AIです。Googleの「AI Mode」のように、社内情報を瞬時に整理・要約して、すぐに必要な答えを提示してくれる頼れる存在。特にカスタマーサポートやバックオフィス業務において、負担を大きく軽減してくれます。


詳しくはこちら:https://www.ai-box.biz/


検索が「会話型」になるように、社内対応も「AIで完結」する時代が、もう始まっています。

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スノーリーズ株式会社​

代表取締役

石黒翔也

​執筆者プロフィール

約7年間にわたりモバイルアプリケーションやWebアプリケーションの開発、AzureやAWSを活用したサーバー構築に従事。

その後、2021年にスノーリーズ株式会社を設立し、AIで問い合わせ業務の効率化を実現する「AIbox」を開発。

AIboxは最新のRAG技術(Retrieval-Augmented Generation)を活用し、問い合わせ業務に課題を抱える企業に採用されています。

現在は、企業の技術顧問としても活動しながら、AIやクラウド技術の普及に取り組んでいます。

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