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Gemini Deep Researchを使ってみた!優秀だが専門性の高いリサーチには課題が残る

Googleが発表した新機能「Deep Research」は、2024年12月11日にGeminiの英語版限定で導入されました。このツールは、数百ものWebサイトをGeminiがクロールし、取得した情報を1本のレポートにまとめる機能を持っています。

さらに、日本語には2024年12月22日に対応し、国内利用者にもその利便性が広がりました。


Googleの新機能「Deep Research」は、Gemini Advancedの一部として提供されています。利用には月額約3,000円($20)のサブスクリプション料金が必要で、既存のGemini Advanced契約者は追加料金なしで利用可能です。


この機能は、リサーチ作業の効率化を目的として設計されています。ユーザーが質問を入力するだけで関連情報を収集し、分析した結果をレポート形式で提供するものです。ウェブ上の膨大なデータを活用し、専門家からビジネスパーソンまで幅広いニーズに応えることを目指しています。

Gemini Deep Research
Gemini Deep Research

実際に試してみた結果

専門性の高い情報では限界も

私が実際にDeep Researchを使用してみたところ、専門性の高いトピックに関してはレポートの内容がやや浅い印象を受けました。特に、学術的な調査や業界固有の知識が求められる場合には、情報へのアクセスが制限されているため、網羅性に欠けるケースが多かったです。また、マーケットトレンドの分析についても、重要な部分をフォローできていないと感じました。


日本語対応での効果的な活用

一方で、日本語対応が始まったことで、個人や企業のウェブサイト分析において非常に有用であることが分かりました。自分のホームページを分析させたところ、驚くほど的確な改善案を提示してくれました。その内容は厳しくも的を射ており、改善へのモチベーションが大いに刺激されました。


利用シーンと課題

強み

  • 効率的なリサーチ: 従来の数時間かかるリサーチ作業を数分で終わらせる可能性があります。

  • ホームページ分析: 分析内容は的確で、具体的な改善案を提示してくれる点が魅力です。

  • 日本語対応: 日本語のユーザー体験が改善され、国内利用者にも適しています。

弱点

  • 情報の網羅性: 専門性の高い分野では、データの不足が目立ちます。

  • マーケット分析の精度: トレンド情報のフォローアップが不十分なケースがあります。


総評

Google Deep Researchは、一般的な情報収集や分析には非常に優れたツールです。一方で、特定分野の専門的なニーズに応えるにはまだ改良の余地があります。それでも、日本語対応を含む機能の進化は、特にウェブサイト分析やマーケット分析などで大きな価値を提供しています。


AIboxのご紹介 – 問い合わせ業務効率化の新時代へ

AIboxは問い合わせ業務を効率化し、社員がより創造的な仕事に集中できる環境を提供します。

AIbox
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AIbox導入のメリット

  1. RAG機能で高精度な回答が可能 「AIbox」はRetrieval-Augmented Generation(RAG)という技術を搭載。社内のマニュアルや過去の問い合わせデータ、FAQなどを参照して、内容に基づいた精度の高い回答を提供します。これにより、従来のチャットボットよりも使いやすく、頼れるサポートが実現します。

  2. スムーズな社内コミュニケーション 社内でよく利用されるSlackとの連携機能により、AIboxはSlack内の情報も検索対象にすることが可能です。例えば「経費申請の締め切りを知りたい」といった質問も、Slackから直接AIに問い合わせることで即座に回答を得られ、業務が止まることなく進みます。

  3. 徹底サポートと安全性 AIboxは、Azure OpenAIサービスを活用した高いセキュリティ性も特徴です。利用データが外部のOpenAI社に送信されることはなく、企業内の機密文書も安心して取り扱うことができます。さらに、導入時や運用後のデータ整備についても専門スタッフが支援し、スムーズな導入と安心運用が可能です。


こんな部門での活用が進んでいます

  • 経理、総務、人事などのバックオフィス:各部門で必要なFAQやマニュアルをAIboxに登録することで、社員からのよくある問い合わせ対応が自動化され、日常的な業務負担が軽減されます。

  • カスタマーサポート:エクセルや問い合わせ履歴などのデータをAIに読み込ませておくことで、過去の対応履歴から適切な回答をAIが自動生成。お客様からの問い合わせに、的確で素早い回答を提供できます。


スノーリーズ株式会社について


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スノーリーズ株式会社​

代表取締役

石黒翔也

​執筆者プロフィール

約7年間にわたりモバイルアプリケーションやWebアプリケーションの開発、AzureやAWSを活用したサーバー構築に従事。

その後、2021年にスノーリーズ株式会社を設立し、AIで問い合わせ業務の効率化を実現する「AIbox」を開発。

AIboxは最新のRAG技術(Retrieval-Augmented Generation)を活用し、問い合わせ業務に課題を抱える企業に採用されています。

現在は、企業の技術顧問としても活動しながら、AIやクラウド技術の普及に取り組んでいます。

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