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ChatGPTに検索機能がリリース!リアルタイム情報と新たな体験を提供

OpenAIが「12 Days of OpenAI」の8日目に発表したのは、ChatGPT検索機能の大幅アップデートとその展開です。Kevin Wheel氏(OpenAIのプロダクトリード)とAdam Fry氏(検索チームリーダー)、Christina氏(エンジニアリングリード)が登壇し、検索機能の進化と新しい機能を紹介しました。

以下、その内容をまとめます。


1. ChatGPT検索の改善

OpenAIは、ユーザーからのフィードバックを受け、検索機能を大幅に改善しました。主なポイントは以下の通りです:

  • 検索速度の向上:従来よりも高速に情報を取得。

  • モバイル最適化:iOSおよびAndroidアプリでの操作性を向上。

  • マップ表示機能:検索結果に地図やリッチなビジュアル情報を追加。

この改善により、ChatGPTがリアルタイムでウェブ情報を取得し、視覚的にもわかりやすく結果を提供するようになりました。


2. 検索と対話の統合

検索機能が対話モードと統合され、自然な会話の中で検索が可能になりました。これは、先日発表された**ビデオおよび音声機能(Advanced Voice Mode)**の延長であり、以下のような特徴があります。

ChatGPTにWeb検索アイコンが追加
ChatGPTにWeb検索アイコンが追加
  • ユーザーが質問すると、ChatGPTが必要に応じて自動的にウェブ検索を実行

  • 新たに「検索Webアイコン」が追加され、明示的に検索を指定することも可能

  • 検索結果はビジュアルや動画コンテンツを含み、会話内で直接再生も可能。

  • キーワード編集の手間がなく、文脈を理解して検索内容を絞り込む。


例えば「サンフランシスコで今週末のイベントを教えて」と質問すると、ChatGPTがリアルタイムでイベント情報を取得し、地図や詳細情報も表示します。Enterボタンを押すだけで、ChatGPTが自動で検索の必要性を判断し、最新のウェブ情報を取得します。また、「検索Webアイコン」を使えば、常に最新情報で検索することも可能です。


検索結果にはリッチなビジュアル画像やリストが表示され、どのサイトからの情報かを明示し、そのWebサイトへ直接アクセスすることもできます。


3. 全ユーザーへの無料提供

最も大きな発表は、検索機能が無料ユーザー全員に開放されることです。


  • 対象:ChatGPTにログインしている全ての無料ユーザー。

  • 利用可能プラットフォーム:ウェブ(chat.openai.com)、iOS、Androidアプリ。

  • 展開地域:グローバル対応。


無料ユーザーでもアカウントを作成することで、検索機能や「Canvas」などの高度な機能を利用できるようになります。アカウント作成には費用はかかりませんが、使用回数の制限が緩和され、より快適な体験が提供されます。


4. ブラウザからの高速ナビゲーション

新たな機能として、ChatGPTをブラウザのデフォルト検索エンジンに設定できるようになりました。設定手順は以下の通りです:

  1. ブラウザの設定を開く:Chrome、Edge、Firefoxなど、お使いのブラウザの設定画面を開きます。

  2. 検索エンジンの設定

    • ブラウザの「デフォルト検索エンジン」設定項目に移動します。

    • 「ChatGPT Search」を検索エンジンとして追加し、デフォルトに設定します。

  3. 検索バーから直接利用

    • ブラウザのアドレスバー(検索バー)に検索したいクエリを入力します。

    • ChatGPTが即座にウェブから必要な情報を取得し、回答を表示します。


例えば、Netflixやホテル予約サイトの情報を探している場合、入力するだけでChatGPTが関連サイトへのリンクや必要な情報を提示し、高速ナビゲーションを実現します。これにより、ブラウザ内での検索体験がさらにスムーズになります。

検索エンジンにChatGPTを指定できるようになった
検索エンジンにChatGPTを指定できるようになった

5. モバイル体験の最適化

モバイルユーザーの増加に対応し、検索結果がスマートフォン向けに最適化されました。特に飲食店検索のデモでは、以下のような機能が細かく改善されています。

ChatGPTのモバイルアプリが検索に最適化
ChatGPTのモバイルアプリが検索に最適化
  1. ビジュアルリスト表示:検索結果が画像付きのリスト形式で表示され、各店舗の外観や雰囲気を一目で確認できます。

  2. 営業時間の表示:店舗ごとの最新の営業時間が明確に示され、ユーザーが訪問時間を簡単に計画できます。

  3. 地図への直接リンク:検索結果からワンタップで地図アプリ(Apple MapsやGoogle Maps)に遷移し、店舗の位置やルートを簡単に確認可能です。

  4. 設備情報の表示:屋外席の有無やヒーター設備など、天候やニーズに合わせた追加情報が表示され、ユーザーの利便性が向上します。

  5. 会話型検索の連携:検索後に「屋外席がある場所を教えて」や「ヒーター付きの店舗は?」と追加で質問すると、文脈を理解して結果を絞り込みます。


これにより、スマートフォン上での検索体験が直感的かつ効率的になり、ユーザーが求める情報を最速で取得できるようになっています。


6. 音声検索の導入

近日中に音声検索機能がAdvanced Voice Modeに統合されることも発表されました。音声でのやり取りを通じて、リアルタイムでのウェブ情報取得が可能です。

例えば、

  • 「チューリッヒで12月23日のイベントを教えて」

  • 「ニューヨークの家族向けイベントを教えて」

といった質問に対し、音声を通じて直感的に情報が提供され、会話が途切れることなく進行します。


まとめ

OpenAIは「12 Days of OpenAI」の8日目に、検索機能を中心とした革新的なアップデートを発表しました。

発表された3つのポイント:

  1. 検索機能の改善:速度向上、モバイル最適化、リッチな表示体験。

  2. 検索と音声対話の統合:Advanced Voice Modeでリアルタイム情報を取得。

  3. 無料ユーザーへの提供:ログインユーザー全員が検索機能を利用可能に。

これにより、ChatGPTは単なるAIチャットボットから、リアルタイムでウェブ情報を取得できる検索エンジンへと進化しました。


AIboxのご紹介 – 問い合わせ業務効率化の新時代へ

AIboxは問い合わせ業務を効率化し、社員がより創造的な仕事に集中できる環境を提供します。

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スノーリーズ株式会社​

代表取締役

石黒翔也

​執筆者プロフィール

約7年間にわたりモバイルアプリケーションやWebアプリケーションの開発、AzureやAWSを活用したサーバー構築に従事。

その後、2021年にスノーリーズ株式会社を設立し、AIで問い合わせ業務の効率化を実現する「AIbox」を開発。

AIboxは最新のRAG技術(Retrieval-Augmented Generation)を活用し、問い合わせ業務に課題を抱える企業に採用されています。

現在は、企業の技術顧問としても活動しながら、AIやクラウド技術の普及に取り組んでいます。

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