top of page
AIbox magazin
スノーリーズ株式会社(Snowlys inc.)が運営するAI情報発信メディア

AIの未来をリードする—メルマガ登録で最新情報をゲット!

AIの未来をリードする
メルマガ登録で最新情報をゲット!

AIの最新トレンドや活用事例、業界の動向を配信します。
・2週間に1回配信します
・メルマガの購読はワンクリックで解除できます
・メールアドレスが第三者に共有されることはありません

ChatGPTの「Deep Research」機能が全Plus、Team、Edu、Enterpriseユーザーに展開

これまで「Deep Research」はProプラン限定の機能でしたが、2025年2月27日のアップデートにより、Plus、Team、Edu、Enterpriseユーザーにも提供が開始されました。

さらに、いくつかの重要な改善が加えられています。

OpenAI DeepReserch
OpenAI DeepReserch

「Deep Research」の主な改善点

  • 引用付きの画像を出力

  • アップロードしたファイルの理解力・参照精度の向上


このうち、「引用付きの画像を出力」とは、「Deep Research」が検索を行った結果を元に、情報の出典を明示した画像を生成・表示する機能です。

例えば、以下のようなケースで活用されます。

  • 統計データやグラフを検索すると、その情報の出典が明記された画像付きの結果を表示

  • 歴史的な出来事や地図などの検索結果として、出典情報が付いた図表や写真を提供

  • 特定の製品や技術の解説では、関連する画像と出典を合わせて表示

この機能により、検索結果の信頼性を向上させ、ユーザーがソースを確認しながらリサーチを進めやすくなっています。

Deep Researchの使い方

「Deep Research」を利用するには、チャット欄に新しく追加された「詳細なリサーチ」ボタンをオンにするだけです。通常の質問のように入力すると、AIが自動でインターネット検索を行い、詳細な調査結果を提供します。

DeepReserchのボタン
DeepReserchをオンにするボタン

各プランごとの「Deep Research」利用上限

  • Plus、Team、Enterprise、Eduユーザー:月間10回まで利用可能

  • Proユーザー:月間120回まで利用可能

また、OpenAIは「Deep Research」の開発プロセスや能力評価、安全性向上について詳しく解説したシステムカードを公開しました。このシステムカードでは、どのようにDeep Researchを構築し、安全性を強化してきたかが説明されています。


Perplexityの「Deep Research」機能と価格

AI検索サービス「Perplexity」も、ユーザーの質問に応じてAIが詳細な調査と分析を行う「Deep Research」機能を提供しています。この機能は、ユーザーがプロンプトを入力すると、数十の検索を実行し、情報源を分析して包括的なレポートを自動作成します。生成されたレポートは、PDFやMarkdown形式でエクスポートでき、Perplexity Pageとして共有することも可能です。


利用回数と価格

  • 無料ユーザー:1日5回まで利用可能

  • Proユーザー(月額20ドル):1日500回まで利用可能

このように、Perplexityは無料ユーザーにも一定の利用枠を提供しており、手軽に試すことができます。


ChatGPTとPerplexityの「Deep Research」機能の比較

ChatGPTとPerplexityの「Deep Research」機能を比較すると、以下のような特徴があります。

ChatGPT

  • 利用回数:Plusプランで月に10回、Proプランで120回利用可能

  • 価格:Plusプランは月額20ドル

  • 特徴:引用付きの画像出力や、アップロードしたファイルの高度な解析が可能

Perplexity

  • 利用回数:無料プランで1日5回、Proプランで1日500回利用可能

  • 価格:Proプランは月額20ドル

  • 特徴:無料ユーザーにも一定の利用枠を提供し、レポートのPDFやMarkdown形式でのエクスポートが可能


ChatGPTのPlusプランでも月に10回はDeep Researchが利用できるため、頻繁に使用しない限り、Perplexityを追加で利用する必要性は低いかもしれません。また、ChatGPTはアップロードしたファイルの高度な解析や引用付きの画像出力など、独自の強みを持っています。基本的にはChatGPTの機能で十分対応可能と考えられます。


さらに、ChatGPTには**GPTs(カスタムAIエージェント)や、推論モデルのo1、そして動画生成AI「Sora」**などの強力な機能が含まれています。「Deep Research」だけでなく、総合的なAI機能を活用したい場合、ChatGPTの契約を優先する方がコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。


今後の展開に注目

今回のアップデートにより、多くのユーザーが「Deep Research」を利用できるようになりました。今後、さらに機能が強化され、より精度の高いリサーチが可能になることが期待されます。

AIツールを一つだけ選ぶなら、汎用性の高さからChatGPTが最有力候補となるでしょう。興味のある方は、ChatGPTのDeep Researchを試してみて、AIの進化を実感してみてください!


また、AIを活用した業務効率化に関心がある方は、社内の問い合わせ対応を自動化できる「AIbox」もおすすめです。カスタマーサポートやバックオフィス業務の負担を軽減し、生産性を向上させるツールとして、多くの企業が導入しています。詳しくはAIboxの公式サイトをご覧ください!

Comments


b367c377-a8c4-411a-a21e-e5d603bcd498 (1).jpg

スノーリーズ株式会社​

代表取締役

石黒翔也

​執筆者プロフィール

約7年間にわたりモバイルアプリケーションやWebアプリケーションの開発、AzureやAWSを活用したサーバー構築に従事。

その後、2021年にスノーリーズ株式会社を設立し、AIで問い合わせ業務の効率化を実現する「AIbox」を開発。

AIboxは最新のRAG技術(Retrieval-Augmented Generation)を活用し、問い合わせ業務に課題を抱える企業に採用されています。

現在は、企業の技術顧問としても活動しながら、AIやクラウド技術の普及に取り組んでいます。

bottom of page